男と女のセックスレスとオーガズム
情報が錯綜する現代において、離婚原因である性格の不一致のほとんどは、性の不一致に該当するものです。
恋愛期間を経て、パートナーと将来の夢や人生観および価値観を確認しあい、よく語り合った時間があったはずです。
生涯を共にするにあたり、収入や生活感なども大切に考えます。そして、男女が結ばれて一緒に暮らすようになります。
生殖を目的としない性欲
最初は男性の射精欲求を満たすだけのSEXで始まり終わる流れでも、好きな人と一緒にいる精神的な幸福感で補われます。 ところが、ある日を境にセックスに対する違和感を感じるようになるものです。 このある日が、子供が産まれる前や後、成人になって家を出て行ったころまで気づきの期間はまちまちです。 パートナーの浮気がきっかけで、訪れることもあれば、家庭の事情や事故、病気、老いなどの自覚で気が付くこともあります。
どうも、自分が求めていたセックスとは違う。パートナーは自分が求めているエッチをしてくれない。 して欲しいことを伝えても、やってくれない。エクスタシーを感じたことがない。さらにセックスの回数が少なすぎる。 このようなことを気にしだしたら、女としての人生このまま枯れて終わってしまうのだろうかという不安が膨らみます。
若いころは、セックスの有無やエクスタシーの有無についてこれほど大事で重要であったとは思いもよらなかったはずです。 男性は射精をすることで一応のエクスタシーを得ています。だけど、女性のエクスタシーは実に複雑で個別にアプローチが違います。 男性の優しい協力がなければ到達することができない領域なのです。
セックスへの欲求
性的快感を得るために相手に要求することは「いやらしい」「ふしだら」「やりまん」など言われてしまうことで傷ついてしまうため口に出すことができない。 それは、性に対する欲求を自ら封印していることにつながります。 人として気持ちよくなるために、どうすべきか工夫したり考えることは自然体で、むしろ我慢するほうが心身ともによろしくないものです。
健康な女性であれば、性的欲求があって当然です。オーガズムを体験したい欲求こそ生きていく活力につながるものです。 このオーガズムを体感するに至り、無限の喜びがあり、突き詰めれば詰めるほど奥が深いことに驚くはずです。 セックスによるオーガズムは、五感を介して快感に満ち溢れます。嫌なことがあっても苦しいことがあっても、この時だけは忘れてしまうほど気持ちがよいものなのです。
生きていてよかったと思えるSEXこそ、忘れてはなりません。
(2015-12-13)
男と女のセックスレスとオーガズム